プロが教える治療院のススメ
治療院を5つに分類
治療するにはどこが良いのか分からない方も多いと思いま
まずは、それぞれについての見解をまとめています。
簡単に知りたいときは、最後のまとめまで飛ばしてください。
1、病院
2、接骨院、整骨院
3、鍼灸マッサージ院
4、整体(医療系)
5、整体(無資格)
1、病院
治療者(医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、薬剤師など)
アロパシーと呼ばれる、対症療法を主とした治療方法である。
・内科
風邪には風邪の症状を抑える薬、痛みには痛みを抑える薬を飲むことで症状を緩和させる。
・整形外科
この領域では骨折があれば手術をしてつなぐ、膝に水がたまれば水を抜く、炎症があれば炎症を抑える薬を飲むと言った感じです。
・リハビリテーション
歩けないなら歩けるようにすると言った、日常生活へのアプローチが主体となります。
まずは不調があれば、症状に合わせた病院へ行くことをお勧めします
自分ではそれほど重症ではないと思っていても、隠れている障害があることがあります。
重症な問題ではないことが分かれば、病院は止めても構わないと思います。
病院は病気や障害の最終的に行く場所だからです。
2、接骨院、整骨院
治療者(柔道整復師)
昔から『骨継ぎ』と言われる技術師であり、現在は柔道整復師の国家資格が必要となっています。
以前は整形外科医師が少なく、整形外科の変わりに『骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷』などの損傷に対し、緊急の治療を行うことが許されていました。
そのため、現在も整形外科で行うような温熱療法、電気治療などが行われています。
現在は『骨折・脱臼』の治療には医師の指示が必要になっています。
個人的には特に行く必要がある場所とは思っていません。
私ならば接骨院には行かずに整形外科に行きます。
しかし、整形外科は待ち時間が長いから『打撲・捻挫・挫傷』で行くなどは良いかもしれません。
また、最近ではオステオパシーやカイロプラクティックなどを取り入れた接骨院もあります。
勉強して違う手技などを取り入れいるところは良いと思われます。
しかし、お金儲けのみを考えて不正をしている接骨院も増えています。
以下のかかり方をお読みになり、犯罪に加担しないでください。
柔道整復師(整骨院・接骨院)のかかり方(協会けんぽのサイト)
3、鍼灸マッサージ院
治療者(鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師)
『はり』または『お灸』『マッサージ』をもちいて治療を行う国家資格者をいいます。
『鍼灸』
どういった効果なのか聞いたことがありますが、それぞれ考え方が違う方法で行うようです。
日本では鍼師でなければ行うことが出来ませんが、欧米では理学療法士も行っているようです。
特には慢性の痛みに関していくのがおススメです。
痛みに関しては様々な方法が効果をあげているようです。
ただ、痛みが取れたから治ったと思わない方が良いと思います。
痛みが出やすい状態であることは、残ったままなのです。
『あん摩マッサージ指圧』
マッサージを業とする独占の国家資格であるが、養成校が少なく難関と言われているようです。
単に筋肉をほぐすのではない、科学的な効果はあると言われています。
しかし、私も受けてみたことはありますが、そこまで考えて行っていないように思われます。
殆どの大手のマッサージは止めた方が良いと思います。
国家資格の証書を見せてもらってください。殆どが講習2時間程度の素人です。
マッサージを行ってはいけない炎症部位でも、行ってしまうと思います。
お子様に3000円お駄賃をあげている方が、安心に受けることが出来ます。
コリがひどい時ではなく、時間つぶし程度でリラクゼーションに行かれるのが良いと思います。
4、整体院(医療系)
治療者(理学療法士、作業療法士、看護師、レントゲン技師、柔道整復師、マッサージ師、鍼灸師など)
医療系国家資格を持つ人が整体をすることが増えてきています。
医療系国家資格を持つ人が行う整体院では、『治療』や『治す』と言う言葉は使いません。
また、絶対『診断』は致しません。
これらは医師法違反になるからです。
医療系国家資格者の整体では基礎医学知識があるので、状態が悪い時にはリスクを優先するので安心と言えます。
ただし、医療系国家資格を持っていても。技術にはバラつきがあります。
理学療法士も各養成校によって、教えて頂く治療技術は違うからです。
また卒後に勉強することによっても、かなりの差があると思ってください。
5、整体院
治療者(無資格者)
カイロプラクティック、コンディショニング、整体、オステオパシー、アーユルベーダー、ロルフィング、フェルデンクライスメソッドなど多くの種類があります。
なかには技術を少し変えて、○○式と自分の名前を付けていることもありますが、殆どが無資格者と言うことです。
整体院とは、体を整えれば誰でも整体師であると言うことです。
整体師には誰でもなれます。
通信教育のような学校の卒業
2週間で技術取得
2年間で技術取得
アメリカで技術指導で開業
トレーナー技術者
整体院での見習い
見よう見まね など
整体とはなんなのか?
- 腕はピンキリです!!
- 国家資格ではありませんので、学習時間も長短様々。
- 治療ではありません。
- 施術手技は各国様々なものがあり、何百何千種類になると思われます。
- 危険な手技も存在し、効果が高いものはリスクも高いものが多いです。
まとめ
実際、それぞれの治療院に差はなくなてきているのではないかと思っています。
オステオパシーなどは欧米の医師が行う治療手技ですが、日本では国家資格保持者なら誰でも勉強が可能になっています。
また、柔道整復師では、カイロプラクティックの手技を使う人が増えているようです。
最近はリハビリマッサージと言うのも出てきているようです。
理学療法士の行うアプローチに準ずる(医療保険で行う)在宅マッサージと書いてあります。※マッサージを理学療法士が使うこともありますが、一つの手技に過ぎません。
各治療院それぞれに、テリトリーの奪い合いのようになっています。
医学が始まり色々な思想の人が結びつき、そして別れを繰り返してきました。
そのため、どの治療手技にも同じような考え方があります。
『手技や技術』を選ぶのではなく、人を選ぶ時代になっているのではないかと思います。
『安心』 『信頼』 『思いやり』
これらを持っている治療家は、あなたを必ず何とかしようと『切磋琢磨』してくれることでしょう。