あなたは足の指を握っていませんか?

 

時々、整体や接骨院で腰痛や股関節痛の時に、足の指を握りこむように指導しているようです。

しかし、

絶対に足の指は握りこんではいけません。

よく腰痛や股関節に痛みのある人は、自然と足の指を握りこむという動作を行っています。

しかし、これは代償動作であり、根本的な問題解決ではないのです

なぜ握りこんでいるのか?

腰痛のある人は、腰をそらすと痛みを感じます。

股関節痛のある人は、股関節を後ろに伸ばすと痛みを感じます。

足の指を握りこむと、この動作を制限することが出来るのです。

一時的には痛みがなくなるので、良くなっていると勘違いしてしまいます。

 

膝に障害のある高齢者は殆ど足の指を握っている。

長い間、腰や股関節に痛みを抱えた人は、代償動作で足の指を握りこむと楽であると、自然に行うようになります。

これが、膝の正常な動作を阻害し、膝に捻じれを生じさせます。

また、

歩くときには、足の指は反るように出来ていますが、握りこんだままだと親指の内側で道を蹴って歩くようになります。

これによって親指は外へ曲がってしまい、外反母趾も作っていくのです。

その他にも

足首から下にある26個の骨にも余計な問題を発生させ、立っていることに不安定が出現するようになります。

痛みが良くなるなら。。。

このように思う方もいるかもしれませんが、、、

腰、股関節、膝、足首、足など痛みが出現してきたときには、難治性の問題になってしまうのです。

どこへ行ってもよくならないから来ましたと言われますが。。。

下半身だけではなく上半身にも歪みが波及、腰痛だけではなく全身の調整を何度も行わなければいけない状態になっているのです。

間違った指導をうのみにしないでください。

理学療法士であれば、足の指を握りこんではいけないのは当たり前の知識です。

私が聞いたのは、柔道整復師(youtube)と国家資格を持たない整体師(この人の師匠もらしいです)2名(+1)です。

こんな間違いを堂々と言うのが、今の施術者の現状です。

施術を受ける時に「足の指は握りこんでいる方がいいですか?」こんなことを聞いてみるのもいいかも知れません。

握りこむように言うようならば、早急に行くのをやめることをお勧めします。