『姿勢を正しなさい!』と言ったことや言われたとはないですか?
猫背姿勢になるのも原因が存在しています。
当院のご来院下さる方には、猫背姿勢を心がけるようにお伝えします。
姿勢を正している人の猫背矯正は難しくなるからです。
猫背姿勢ではないのは?
左の3パターンの写真。猫背ではない正しい姿勢だと思われますか?
答えは一つだけです。この答えを紐解いていきましょう。
あなたの姿勢をチェックしてみてください。
一つでも当てはまれば猫背である可能性
①肩甲骨の内側がよく凝る
②額関節症である
③肋骨が前に張り出している(特に下の方)
④立っているのが辛い
⑤出尻や反り腰である
⑥肩が前に下がる(なで肩である)
⑦ストレートネック(まっすぐな首)である。
⑧喘息や肺活量が少ない
⑨胃が悪い
⑩ブリッジが出来ない
これは上の写真のヒントにもなるものです
難しいかも知れませんが、専門家でもどこまで理解できるでしょうか?
見掛けは姿勢が良く見える状態
上記に記入している①~⑤は、姿勢を正すことによる副作用です。
姿勢の見かけは良くしていますが、代償動作が起こっています。
実際には姿勢を正していても、猫背を作っている肋骨と背中は全く変化をしていません。
人は動きやすいところが動き、動きにくいところは動かない性質があります。
例えるならば曲がるストローのようなもので、ジャバラになっている部分だけが動きます。物体と同じことが人のからだにも起こっているのです。
姿勢を正すことが難しい状態
チェック項目の⑥~⑨は姿勢を正すことができない状態の方です。
このような方は子供のころから姿勢を正すように怒られた経験があると思います。
肋骨が硬くなると姿勢を正したくても難しいのです。
無理に正そうとすると子供の頃から腰痛が出現するタイプで、肩こりなども出現しやすいタイプです。
骨盤や頭蓋骨、股関節などにも、本当の原因がある可能性があります。
正常姿勢では人は楽に立てる
本当に姿勢が良く正常な人は、肩こりや腰痛など起こりにくいタイプになります。
⑩のブリッジは猫背の確認テストです。
出来なければ間違いなく猫背であると言うことです。
しかし、ブリッジが出来たから猫背ではないと言った意味ではありません。
成人する(特に18~22歳)くらいまでは、仙骨(骨盤の真ん中の骨)は5個に分かれています。
そのために骨盤の可動性が大きく、猫背であっても肩こりや腰痛は感じにくく、ブリッジも十分可能です。
また、成人してからでも股関節や骨盤機能、腰の柔らかい方は出来る可能性があります。
姿勢による子供の肩こりと腰痛
当院には猫背のひどいお子様もいらっしゃいますが、殆どの肩こりや腰痛をお持ちです。
子供の猫背の原因
・勉強の時間が多く、下を向いた生活
・ソファーにもたれて座ることで、仙腸関節(骨盤の関節)に機能障害が起こっている。
・スマートフォンや携帯電話での問題
・便秘傾向やぜんそくなど内科的要素
・鼻炎など気道閉塞
・股関節の固さ
このような問題がありますが、体操座りや勉強机の高さなども影響を及ぼしていると思われます。
子供の猫背が及ぼす影響
子供の姿勢というのは、一生に影響を与えます。
子供は成長とともに骨の形を変えていきます。それは体に合った形に変えていくのです。
猫背のままで成長することは、猫背姿勢に対応した骨の形を造ることになります。
これが治りにくい肩こりや腰痛などの問題になるのです。
猫背姿勢は内臓にも負担が大きい
右の絵のように猫背になると、胃など内臓を圧迫することになります。
口から食べて排泄されるまで、全てが管になっています。
管が押さえつけられると、正常に内容物が動かなくなります。
川の流れがせき止められると水が汚くなるように、内臓の物が排泄される前に汚れた物質になってしまうのです。
また、内容物が消化されないので『消化できないどんどん出せ!』と消化液を出し続ける。これが慢性胃炎や潰瘍などを起こしやすくするのです。
猫背姿勢の施術
猫背の原因として多いのは?
・内臓 ・脊椎 ・股関節 ・骨盤 ・肩甲骨 、頭蓋骨 などなど
施術回数は?
若い人でも、かなりの日数が必要な場合もありますし、年配の方でも一回でいい場合もあります。
通常は3回程度のご来院をお勧めしています。
一度の施術ではからだの癖により、悪い方に戻りやすいからです。
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