腰痛の中でも問題の『ぎっくり腰』。
強い急性腰痛全てを言いますが、原因は様々。
まずは整形外科でレントゲンを撮影してもらうことを強くお勧めします。
接骨院や整体では鑑別診断することは出来ません。
可視的な変化を確認することがあなたの身を守ることになります。
20歳未満で多いのが腰椎分離症で、スポーツをしている子供に多い小さな骨折です。
早期に固定をしなければ生涯腰痛に苦しむことになります。
55歳以上では圧迫骨折が多くなってきます。
尻もちなどで発症しやすいですが、1か月ほど経過して痛みが出現することもあります。
高齢になるとくしゃみや座るだけで起こる事さえあるのです。
この場合も3週間程度はしっかり安静にする必要があります。
この他にも椎間板ヘルニアの出現、腰椎すべり症、腰椎(腰骨)の靭帯の断裂などがあります。
まずは整形外科へ行き、一日程度は安静にしましょう。
※海外では理学療法士に開業権がありますが、以下のRed flagに当てはまる場合、医師の診断を受けるように決められています。
Red flag(重篤な症状が隠れている可能性)ヨーロッパ版
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発症年齢が20歳未満か55歳以上
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最近の激しい外傷歴(高所からの転落、交通事故など)
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進行性の絶え間ない痛み(夜間痛、楽な姿勢がない、動作と無関係に起こる)
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胸部痛
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悪性腫瘍の病歴がある、
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長期間にわたる副腎皮質ホルモン(ステロイド剤)の使用している、
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非合法薬物の静脈注射、免疫抑制剤の使用、HIV陽性全般的な体調不良
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原因不明の体重減少
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腰部の強い屈曲制限の持続
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脊椎叩打痛
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身体の変形
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発熱
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膀胱直腸障害とサドル麻痺
当院で行う急性腰痛の施術は限定的になります。
殆どの方は痛みの部分に炎症を起こしており、炎症に対する即効性はありません。
しかし、脊椎の間に組織(靭帯、関節包など)が挟み込まれている腰痛では、痛みの原因を調整しないと長期化しやすくなります。
組織が何度も圧迫を受けることで炎症が治まらないのです。
この場合はその部分を中心に調整するのではなく、原因部分の負担を軽減する為の全身調整を実施いたします。
調整することで歩くことが困難な方も、殆どの場合普通に歩くことが出来ます。
ただし、動作の中では痛みが出現しやすい状態であり、短くても1日程度安静にしておくことが必要です。
あなたがどのタイプなのかは判断することは難しいと思われます。
当院でも状態によっては医療機関をご紹介することがあります。ご心配な場合はまず整形外科を受診して下さい。
20歳以上から55歳未満の方や繰り返すぎっくり腰の場合は問題が少なく、身体の調整で出現しにくいからだをつくることが可能です。
できれば『ぎっくり腰』になる前にご来院ください。
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