ジャガイモの摂取量が習慣的に多いほど2型糖尿病（後天性糖尿病）になりやすい

大阪がん循環器病予防センター循環器予防部門の村木功氏らと米ハーバード大学T.H.チャン公衆衛生大学院（ボストン）のQi Sun氏らと行った研究結果。

398万8000人の追跡調査でに1万5,362人で新たな糖尿病の発症し、この糖尿病発症者のジャガイモ料理の摂取量が多いことが確認されたということ。

ジャガイモ摂取量週一回未満の人との比較

・２～４回／週　７％上昇

・7回以上／週　33%上昇

調理法別の糖尿病リスク

　週3回の摂取増加に対する糖尿病リスクをベイクドポテト・ボイルドポテト・マッシュポテト・フレンチフライといったを調理方法で検討

ベイクド・ボイルド・マッシュポテトでは4％糖尿病リスクが上昇

フレンチフライでは19％糖尿病リスクが上昇

ジャガイモ摂取量によるリスク軽減

ジャガイモ摂取量を減らしたり、他の野菜や全粒穀物などに置き換えることが望ましい

週3回のジャガイモを摂取している人のジャガイモを同じ量の全粒穀物に置き換えると

2型糖尿病のリスクは12％低下する。

ジャガイモは他の野菜とは異なり、積極的な摂取が推奨されるものではない。糖尿病リスクを低減させるには、ジャガイモ摂取量を減らしたり、他の野菜や全粒穀物などに置き換えることが望ましいとしている。